京都長生堂「長生梅」

京都の北大路植物園前にある大正八年創業の和菓子屋「長生堂」の羊羹「長生梅」をご紹介します。

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丹波大納言小豆で作られた羊羹です。「梅」という名前が付くのは、黒い羊羹のなかに練り込まれた小豆の粒が夜に浮かび上がる梅の花のようだからです。

栗羊羹みたいに、梅がはいっているわけではありません。和菓子は、洋菓子ほど味が目立ちません。高い和菓子といっても、濃厚な生クリームが入っていて、すぐにそこらで買うお菓子より豪華だと判断できなかったりしますが、この「長生梅」はスーパーで買うような羊羹とはちがうのがわかります。

安い羊羹は、一口二口食べると、砂糖が甘ったるくて、食べたくなくなるのですが、この羊羹は、豆のうまさ、甘さを感じるので、味わいにしつこさがないのです。私は近くに住んでいるので、帰省するときには、いつもこれをお土産にします。この「長生梅」は春秋限定で、1050円ほどでお取り扱われています。伝統的な京都の和菓子をぜひいちど試してみてください。

長生堂

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